お笑い芸人の加藤浩次(48)が、年内いっぱいでAKB48を卒業する渡辺麻友(23)に「感慨深いものがある」と、過去の騒動を振り返った。

 渡辺は10月31日、地元さいたまスーパーアリーナで卒業コンサートを行い、ファン1万7000人が集まった。1日放送の日本テレビ系「スッキリ」でその模様を放送すると、MCの加藤は「いろいろ感慨深いものがあるね、まゆゆが卒業ってなると」としみじみと語った。

 加藤は過去に放送されたテレビ番組の企画内で、渡辺の顔や頭を踏んだり蹴ったりしたことが問題となった。ファンからは批判が殺到。放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」は「顔を足で踏むことは人間の尊厳に関わる行為」と指摘し「不快に感じる視聴者がいることに思いが至っていなかったのではないか」と批判した。

 加藤は「何万件か殺害予告も来たからね」と騒動を振り返り、ナレーション“天の声”を務める南海キャンディーズの山里亮太も「加藤さんが腹に『ジャンプ』を巻いて歩いてた時期もあるからね」と、加藤がファンからの仕返しを警戒していたことを明かした。

 加藤は、AKB卒業後は女優を目指す渡辺について「本当に仕事にまじめで、良い子だからね。コントも一生懸命やってくれるしね」と太鼓判を押した。