舞踊家の花園直道(30)が12日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、13日に行われる大阪公演「華FUBUKI 百花繚乱」をPRした。今回の会場はNHK大阪ホール(大阪市中央区)。昼夜2回公演だが、昼の部のチケットは既に完売しており、「NHKホールでやれるのは自分の中でも特別大きな日になると思う。一世一代のステージになる」と並々ならぬ決意を語った。

演目は公演タイトルどおり、盛りだくさんな内容になるという。「食に例えると、創作日本料理のフルコース。前菜に始まり、魚、肉…といろんな和の食材が創作されて出てきます」。共演者は津軽三味線や和太鼓などを駆使する日本伝統芸能集団・喜楽座、大衆演劇の響ファミリー、音大卒で民謡も歌う松阪ゆうき、さらに日本舞踊家の五條詠寿郎もゲストで登場と、実に多彩だ。

それぞれの演者がマルチな才能を持ち「みんなが3種目やります」という。花園自身、日本舞踊をベースとした「スーパー日舞」のほか歌、津軽三味線、タップダンスなどをこなす“1人フルコース”ともいえる存在だけに、まさに花吹雪に包まれるような圧倒的なステージが見られそうだ。

「手を替え品を替え、飽きない内容になっています。すごいものになるよう頑張ります」。自身4度目の大阪公演は観客数だけではなく、舞台の質や量も最大規模のものになりそうだ。