歌手近藤真彦(61)が12日、都内で俳優森田健作(76)がパーソナリティーを務めるニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心 増刊号」(16日午後7時)とFM NACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(24日午前6時30分)の収録に参加した。

ニッポン放送のアシスタントを務める西村知美(55)は近藤の主演舞台「ギンギラ学園物語」に2年連続で出演中。近藤が「知美ちゃん、久しぶり」と笑いかけると、西村は「小学生の頃からテレビにかじりついていたスター」と声をはずませた。

森田と映画撮影の話題になると、近藤は「若い頃は映画のスタッフが怖かった。『おたく、どれだけできるの?』みたいな目で見て、厳しかった」。森田も「衣装がきついと『健ちゃん、服に合わせるんだよ、体は』と言われた」。86年に映画「ドン松五郎の生活」で女優デビューした西村は「私も日活撮影所が最初でした。でも、それがよかった。“心に毛”が生えました」と独特の表現で振り返った。

近藤は、芸能界入りのきっかけについて「子供の頃は横浜に住んでいて、父親が横浜大洋ホエールズのファンで、僕は小学生の時から野球をやっていました。東海大相模の原辰徳選手に憧れて“夢は原辰徳”でした。でも、野球チームの監督のお嬢さんがアイドルオーディションに僕の写真を送って合格しました」と話した。

FM NACK5の収録では、アシスタントの酒井法子(55)に「のりピー、久しぶり」と笑顔で語りかけた。酒井は「あの頃の私に言ってあげたい。のりピーって、マッチさんに言ってもらえるよ」と笑顔を見せた。

森田は近藤との共演を「新曲を出して、東京12チャンネル(現テレビ東京)の『ヤンヤン歌うスタジオ』に出させてもらった時」。近藤は「僕は映画『嵐を呼ぶ男』の3代目の主演なんですけど、初代の石原裕次郎さんに日活撮影所でごあいさつに行ったんです。すごく存在が大きかった。肩をグッと抱き寄せられて『歌はやめちまえ、映画に来い』と言われました。オーラがすごかった」。森田が「人を引きつける力がすごかった」と振り返ると、酒井は「スターとスターが、スターを語っている」と驚きの表情を見せた。

近藤は1979年(昭54)10月にTBS系連続ドラマ「3年B組金八先生」で俳優デビュー。翌80年12月に「スニーカーぶる~す」で歌手デビューして、アイドルとして大ブレークした。

「お芝居も歌も、全然習っていなかった。普通に学校に行っていた子が『金八』オーディションに受かっちゃって、ちょい役から第7話で主演して人気が出て、歌手デビュー。超人気先行型。事務所は売り出してくれたけど、技術がついていかず不安でした」と振り返った。

収録を終えた近藤は「よく『テレビで見ていました』とか言われるんですが、僕にとっては森田さんが、まさにそれ。森田さんの学園ドラマを見て育って、憧れて『金八先生』に出ました」。森田はレース活動もしている近藤について「自分のやりたいことを貫いている、多くの若者に夢を与えている」と話した。【小谷野俊哉】