大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分開始)の出場者発表会見が14日、都内で行われ、全43組の出場者が発表された。例年は初出場者が会見に招かれるのが慣例となっているが、今年は6回目の出場となるDA PUMPが、King&Princeら初出場者とともに出席した。

“2度目の初出場会見”となったISSA(39)は武者震いしていた。「この場に立つのは2度目ですが、非常にうれしく思います」。出場決定の報は、この日朝にスタッフからISSAに連絡があり、その後メンバーに伝えたという。

「言った瞬間は、みんなキョトンとしてましたね。このメンバーになって10年、頑張ってきたかいがありました」

過去5度の出場経験がある紅白の舞台も、02年以来16年ぶりとなる。以前から「あの華やかな舞台にみんなを連れていって、あの景色を一緒に見たい」と話していた。09年に加入したKIMI(35)が「うれしい感情なんですけど、まったく何が起きているか分からない状況」と初々しく話す様子を、ISSAは温かいまなざしで見守った。

今年6月発売のシングル「U.S.A.」は発売前からコミカルな歌詞と、顔の横で親指をクイッと動かす「いいねダンス」が「ダサかっこいい」と話題を呼んだ。YouTubeの再生回数は1億1000万を超え、配信は67万ダウンロード、CD出荷は13万枚を上回るなどブレークし、今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にも「ダサかっこいい/USA」がノミネートするなど、今年の代表曲になった。

例年は初出場歌手が出席する会見にカムバックする歌手が出席するのは異例。同局制作局エンターテインメント番組部の渋谷義人チーフ・プロデューサー(49)は「今年の活躍に加えて、世論調査でもたくさん見たいという声があった。会見については、ISSAさん以外のメンバーが初めてだったので」と説明。話題の中心となる存在への期待をにじませた。白組トリ候補の筆頭にもなりそうだ。

同曲の発売前から「頭おかしくなりそうなくらい聴いてる」と絶賛したHKT48指原莉乃(25)ら、他の出演者らと一緒に「いいねダンス」を踊って平成最後の紅白を締めくくる。【大友陽平】