池松壮亮(28)主演映画「斬(ざん)、」(塚本晋也監督)が24日、初日を迎え、東京・渋谷のユーロスペースで舞台あいさつが行われた。

本作は塚本監督が時代劇に初挑戦した作品で、今年のベネチア映画祭コンペティション部門に出品作。池松とヒロインを演じた蒼井優(33)はこれまでに共演はあるが、本格的にタッグを組んだのは初めてだったいう。池松は「蒼井さんはいれば、みんな映画に向かえるような存在。大分助けてもらいました。自由な攻防ができたかな」と感謝した。

蒼井が池松と出会ったのは、池松が12歳の時だったという。「本当にちっちゃかったけど、子供っぽくない子で、笑わない子供でした。印象は変わらないです。(12歳の時は)このまま、小さくなった感じ」と明かすと、池松は「嫌ですね」と苦笑い。蒼井は今の池松について「本当に頼もしい。池松君が日本の映画界にいて、いいなと思いました」とべた褒めした。

ほか、中村達也(53)前田隆成(22)が出席。