今年デビュー50周年を迎える歌手の日高正人が17日、毎年恒例となっているディナーショーの東京公演「日高正人ディナーショー2019~武道館への道~」を東京プリンスホテルで開催した。

公演は20年以上前に立ち上げた「いもづるの会」のステージからスタートし、その後に日高が登場。ピアノ1本による名曲「ダニー・ボーイ」のカバーで幕を開け、団塊の世代の応援歌としてロングセラーとなっている「やじろべえ」や最新曲「木守り望郷歌」など全12曲を熱唱し、会場に集まった大勢のファンを魅了した。また、友情出演として「さくらと一郎」のさくら、秋山涼子が登場し、ショーに花を添えた。

日高は83年に演歌歌謡曲系としては異例の単独武道館コンサートを開催し、約1万2000人を動員した“無名のスーパースター”。デビュー50周年を機に再び武道館公演の実現を目標に掲げ、精力的に活動している。終演後は「(武道館実現に)手応えを感じた」と満足そうだった。3月21日にはディナーショーの尼崎公演が予定されている。