お笑いコンビ、南海キャンディーズの山里亮太(41)とNHK杉浦友紀アナウンサー(35)が27日、都内で司会を務める同局の新ドキュメンタリー番組「逆転人生」(4月1日スタート、月曜午後10時)の制作発表に出席した。「本当にあった大逆転」がテーマ。

杉浦アナと2ショットで登場した山里は、カメラのフラッシュを浴びながら「まるで婚約会見のようですね」と笑顔。番組について「絶対に起こらない奇跡を起こした人が来てくれて、再現ドラマで見せてくれる。絶望からの解決策を学ぶことができる」。杉浦アナは「再現ドラマでは主人公目線のカメラを使って、見ている人が追体験できる。壁にぶつかった時に、生きるヒントになったらいいなと思う」と話した。

互いの印象について、山里は「杉浦さんは、本当に頼れます。最近、アイコンタクトで『助けてください』とできるようになりました」。杉浦アナが「民放を含めて、よく見ている方なんですが、これぞ天才」とほめると、山里は「やめてください。大きく書いてください」と笑いながらPRした。

自身人生の逆転について、山里は「(相方の)しずちゃん(山崎静代)という大女に出会えたこと。笑いを取れるようになった。感謝しています」。杉浦アナは「就職活動の時、ことごとく落ちました。某民放の某バラエティーのADをやるためのエントリーシートが、ことごとく不採用。それが、NHKのしかもアナウンサーで採用になりました。それが、私の逆転です」と話した。

かつてはキモい芸人の代表だった山里だが「10年かけておかっぱ頭から無造作ヘアに変えました。嫌悪感を捨てて、好感度を手に入れました」。そして「嫌われるものは(安田大サーカスの)クロちゃんと、トロサーモンの久保田(のぶかず)君に預けた。いい後輩が育ちました」と笑った。身近な逆転劇について「漫才大会でチャンピオンになりながら、ネットで先輩にかみついて黒こげになったのがいた」と、昨年のM-1グランプリの時に、久保田が上沼恵美子(63)を相手に起こして炎上した騒動をいじった。