俳優犬飼貴丈(25)が6日、都内で主演映画「GOZEN-純恋の剣-」の公開記念舞台あいさつに出席した。

映画と舞台を完全連動させる新企画「東映 ムビ×ステ」の第1弾で、9月に舞台「GOZEN-狂乱の剣-」が東京、大阪で上演される。

犬飼は江戸幕府の隠密・青山凜ノ介役。幕府への謀反を企てる北陸の藩に潜入して、優希美青(20)演じる筆頭家老の娘で、重い病で余命いくばくもない八重と「許されぬ恋」に落ちる。

17年にテレビ朝日系「仮面ライダービルド」で、主演を務めた犬飼は「東映のプロデューサーから話が来たというので、また、ライダーをさせてもらうのか、これから1年、またライダーで頑張るのかと思った(笑い)。そうしたら、舞台と連動した新しい試みだった。新しいことに挑戦できるのはうれしいですね。伝統と新しいチャレンジの作品を、ぜひ見てください」と話した。

優希は「病気だからといって、弱々しく演じてはいけないと思いました。八重はしっかりと芯を持った女性なので、それを意識して演じました」。共演の剣士たちは、仮面ライダーシリーズで活躍した俳優ばかり。優希は明日の七夕にちなんだ笹(ささ)の短冊に「仮面ライダーになりたい」と書き込んだ。「かっこいい仮面ライダーになりたいです。みなさん、仮面ライダーだったので現場で仲が良くて、私も交じりたいなと思いました」と笑った。

青山凜ノ介と御前試合で対決する藩士・寺脇甚八郎を演じる武田航平(33)は、犬飼とは「仮面ライダービルド」で共演した。剣を使っての立ち回りに「貴丈とやれたのは楽しかった。仮面ライダーで1年間やっていたので、安心して任せられました」。七夕の短冊には「35歳くらいで結婚できますように」と書いて「家庭生活に憧れています」と話した。

他に小野塚勇人、町井祥真、久保田悠来、波岡一喜、石田秀範監督が出席した。