稲垣吾郎(46)草なぎ剛(45)香取慎吾(43)のプロジェクト「新しい地図」と日本財団が設立した愛のポケット基金「LOVE POCKET FUND」は26日、新型コロナプロジェクトの支援先の第2弾として、「タクシーを利用した医療従事者の移動支援」に決定した。

コロナ対策に従事している医療従事者がいまだに多くおり、風評被害で一般外来にも影響があり、経営危機に陥っている医院が多く出てきている。この状況を踏まえ「医療従事者の移動支援」を行うことを決めた。

一医療機関あたり100万円のタクシーチケットを提供し、医療従事者の通勤時の移動等を支援するという。まず、東京から支援を実施し、今後の状況をみながら他地域でも同様の支援を検討する。支援金額は一医療機関100万円で、50カ所で5000万円を予定している。医療機関からの申し込みは、日本財団公式サイトからインターネット申請で受け付け中。

25日午前9時30分までに同基金に集まった総額は2億530万3963円に達した。

第1弾の支援先は全国こども食堂支援センターむすびえで、支援金は4125万円。期間は5月中旬~8月末の予定だ。

同センターは、新型コロナウイルスの影響によって臨時休校となるなど、給食など栄養のある食事を十分に接種する機会がなくなった生活に困っている世帯の子どもたちを中心に、全国で弁当や食材を提供している。

同基金は、誰かに優しくすることで自分も幸せになれるファンドを目指し、「新しい地図」に日本財団が協力。主に「生きにくさ」を抱えている女性や子どもへの支援などを行う基金となる予定だった。

そんな矢先、新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、まずはコロナ対策に取り組むことを決意。最前線で闘う医療従事者や、その家族の支援、ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援を行うことを目的として、同基金内に「新型コロナプロジェクト」を立ち上げ、「新しい地図」も3000万円寄付した。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀