欅坂46の渡邉理佐(22)と原田葵(20)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じた。初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」(高橋栄樹監督)が公開中。波瀾(はらん)万丈の5年間の活動を振り返り、「後悔はないです」と言い切った。

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映画では、デビュー当時の映像も公開されている。加入時17歳だった渡邉は「自分で言うのもアレですけど、すごくういういしかった。自分自身と周りメンバーの成長を感じられました」と話した。15歳で加入した原田も20歳。「ちゃんと考えて行動するようになったと思います。成長したんですかね?」と笑った。

過酷なライブの舞台裏や、メンバーの人間関係なども率直に映し出し、激動の歴史の一部を描いたような内容だ。5年間を振り返り、渡邉は「『波瀾(はらん)万丈』。でも、悪い意味ではなくて。ここじゃなければ感じられなかったこともたくさん経験できました。重い気持ちではなく、楽しんで見ていただきたい」。原田も「私も同じ言葉が思い浮かびました。本当に刺激的でした」と続いた。

欅坂46は、7月にグループの改名再出発を発表した。5年間の歴史にいったん幕を下ろす。グループへの思いを聞かれ、渡邉は「全部含めて自分自身を成長させてくれた場所。無駄なことなんて決して1つもないと思っています」と感謝した。原田も「本当に後悔はないです。刺激的な日々が送れたことに感謝しています」と言い切った。

10月12、13日に欅坂46としてのラストライブを控える。原田は「みんな欅坂が大好きで頑張ってきたからこそ、ライブで思いをぶつけられるように頑張ります」と誓った。渡邉は「(改名再出発で)もっとそれぞれが輝ける時間を作っていけるのかな、と前向きに思っています。これからも、進化していく私たちを近くで見てくださったらうれしいです」と呼び掛けた。【横山慧】

◆原田葵(はらだ・あおい)2000年(平12)5月7日、東京都生まれ。15年8月加入、欅坂46の1期生。愛称「あおい」「あーちゃん」。18年5月から学業のため休業し、大学に合格。昨年7月から活動再開。156センチ。血液型AB。

◆渡邉理佐(わたなべ・りさ)1998年(平10)7月27日、茨城県生まれ。15年8月加入、欅坂46の1期生。愛称「りさ」「べりさ」「りっちゃん」。ファッション誌「non-no」専属モデル。167センチ。血液型O。