28日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「エール」主演の窪田正孝(32)が20日朝、同局の「あさイチ」に出演。共演した志村けんさん(享年70)への思いなど撮影秘話を語った。

志村さんは窪田演じる古山裕一が尊敬する作曲家・小山田耕三を演じた。

志村さんは「エール」の初回放送の前日、3月29日に新型コロナ感染のため亡くなった。

窪田は「信じられなくて。全然、ピンとこなかったんですけど、だんだん、だんだん、実感が沸いてきたんですよね。本当にもうこれから会えないのかなと思うと不思議な感じだし、今もちょっと信じられない部分があるんですけど。小山田先生に出会って、志村さんが出てくださったことによって、より作品に重みが出たというか、すごく広い枠で広い大きな手で抱えこんでくれたので、感謝の気持ちを伝えてこれなかったのですごく残念なんですけど、今でも裕一の中に小山田先生はずっといるので、その燃え続ける魂を感じています」と話した。

志村さんとはバラエティー番組でも共演。「憧れの存在でした。子どものころからずっとテレビの中に出ている方だったので僕にとってヒーローでした。『アイーン』とかも散々やりました」と話していた。