俳優成田凌(27)が、アラサー男子6人の友情を描いた映画「くれなずめ」(松居大悟監督、来年春公開)に主演することが2日、分かった。友人の結婚式に集まった高校の旧友たちの物語。披露宴と2次会の間、多くの人が経験したことのある微妙な時間に起こる出来事を描く。劇団「ゴジゲン」を主宰し、映画「アズミ・ハルコは行方不明」や、ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズの演出でも知られる松居監督のオリジナル舞台劇を映画化した。

友人たちには、成田をはじめ、高良健吾(33)若葉竜也(31)浜野謙太(39)藤原季節(27)目次立樹(35)という若手、個性派の俳優がそろった。

今年に入ってから撮影を行い、成田は「すごいのできました」と自信を見せている。予想外の展開もあることから、意味深に「彼らの選択を笑ってやってください」とも話している。

高良は「今でもこの現場で過ごした日々はたまらなくいとしくて大切なもの。クランクアップの日はなにかがあふれ出しそうだった」と感慨を語っている。若葉、浜野、藤原、目次もそれぞれ、充実した撮影を振り返った。

高校時代に帰宅部でつるんでいた6人が5年ぶりに再会。結婚式の披露宴で余興を披露し、2次会に行くまでの間に高校時代を振り返る-。とらえどころがない主人公に成田がぴったりだと松居監督が考え、オファーしたという。松居監督は、実体験をモチーフにした最新作について「友達みたいな映画です。コイツに会いに来てください」と話している。