女優でモデルの池田エライザ(24)が7日、「エル シネマアワード2020」で「エル・ガール ニューディレクター賞」を受賞した。

世界45か所で発行されているインターナショナル誌「ELLE」の編集部が、その年最も日本の映画界に貢献した人を表彰する同賞。映画界に貢献した新世代を表彰する「エル・ガール賞」に、今年「夏、至るころ」(公開中)で映画監督デビューも果たした池田が選出された。

同誌編集局長の坂井佳奈子氏は選考理由について「池田さんはこれまでも俳優活動のみならず、音楽、司会、アートなど、さまざまな分野でクリエーターとしての発信を続けており、そのクリエーティビティーと映画愛が初監督作『夏、至るころ』でいかんなく発揮されています。今後さらに映画界へ新しい風を吹き込んでくれる存在として、この賞を授与させていただきます」。

池田はトロフィーを受け取り、「本当に栄誉ある賞をいただけて、すごく幸せです」と笑顔を見せた。また「魂をかけてこの映画を共に作り上げてきたスタッフキャストの皆様に、目に見える形で恩返しができたこと、うれしく思います。未来に不安が募る昨今ですが、映画という媒体を通して、自らの原体験に触れて、どうかゆっくりとご自分を思いやる時間を過ごしてただけたらと切に願います。女優としても精進できるよう、また、映画というかけがえのない存在に自分らしく関わっていけるよう、先入観にとらわれず、突き進んでいく所存です。すてきな賞を、ありがとうございました!」とコメントした。