シンガー・ソングライターのカノンが27日、東京・台東区の行燈旅館で無観客の「アフタークリスマスライブ」(主催=カノンスタイル・プロジェクト、協賛=ジョルダン、リーン・ロゼ、オオアサ電子、日刊スポーツ新聞西日本)を開催した。

ライブはオンラインで生配信され、新型コロナウイルスの影響で帰省できない人々が故郷の家族、友人にライブのURLを知らせることで、幸せを願う気持ちを共有する“心を贈る”という趣旨で開かれた。また、医療をはじめとするエッセンシャルワーカーの人々への感謝を表す思いも込められていた。

下町の江戸情緒漂う行燈旅館で、カノンは全6曲を熱唱。季節に相応しいクリスマスソングメドレーに加え「見上げてごらん夜の星を」など、高齢者が楽しめる日本語曲も網羅。アンコール曲は「アメージング・グレース」をアカペラで披露した。

「コロナのために、故郷に帰れない皆様のために、また故郷でお子さんや友人と会えないお正月を過ごす皆様に、少しでも楽しい時間を共有していただければと思いました。年末でもお休みがとれないエッセンシャルワーカーの方々にもお届けしたく、日頃の感謝の気持ちをこめて歌いました」と熱く語った。