宝塚歌劇団雪組トップ望海風斗(のぞみ・ふうと)、トップ娘役真彩希帆(まあや・きほ)らが11日、東京宝塚劇場で行われた「『fff-フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」「シルクロード~盗賊と宝石~」の千秋楽をもって、同歌劇団を退団した。

公演後の会見で、望海は「今はまだ実感がないですが、ホッとしています。人生のすべてでしたので、明日からの人生がまったく想像がつかない。人生をかけた場所でした」と感慨を語った。

03年に入団し18年間、男役に磨きをかけてきた。男役について望海は「ここまで楽しいものとは思わなかった。奥が深くて、ゴールがない。やれるものならいつまでもやっていきたいと思ったほど」と話した。

「エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート」(17日~5月5日、東京・東急シアターオーブ)に出演後の予定については「まだ本当に考えられない。宝塚と男役に没頭してきて、それ以外のことが想像できない。これからの自分がどうなるのか考えていきたい。寿(=結婚)はございません!」と笑った。