宝塚歌劇団雪組トップ望海風斗(のぞみ・ふうと)、トップ娘役真彩希帆(まあや・きほ)らが11日、東京宝塚劇場で行われた「『fff-フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」「シルクロード~盗賊と宝石~」の千秋楽をもって、同歌劇団を退団した。

本来なら昨年10月に退団する予定だったが、コロナ禍で東西の公演が長期休止。全体スケジュールが大幅に変更された。また、千秋楽後のパレードも行われなかった。

公演後の会見で新型コロナウイルスの感染状況に左右された1年を聞かれ、望海は「今回演じていたベートーベンはどんな時も立ち上がるんです。(状況を)受け入れることでその先に見えるものを見た方がいいという気持ちにさせてくれた。この時にこの役にめぐり会えて良かった」と話した。