厚労省健康行政特別参与を務める杉良太郎(76)が23日、東京・渋谷の全国婦人会館で「全国地域婦人団体連絡協議会」を表敬訪問した。

同協議会の櫻井よう子会長に、「健康一番プロジェクト」や、警察庁特別防犯対策監として、特殊詐欺防止に向けた取り組みへの協力を依頼した。

杉は、日本国際ダンス連盟(FIDA JAPAN)の名誉会長も務めているが、65歳以上の高齢者の健康促進を目的とした健康行政「ダンス健康倶楽部」を創設しており「長寿のためには健康でなければならない。ダンスをすることで、高齢者が体を動かしながら、各市町村のイベントなどに出て、ダンスを見ていただく。幸福感を味わっていくことによって、元気になっていく。ぜひご協力、ご紹介いただきたい」と呼びかけた。

櫻井会長も「ダンスはみんなと一体となれる。コスチュームも華やかにすれば、年代関係なくきれいなものが着られる。どれだけ女性が喜ぶか。ぜひ私も着たい!」と乗り気。かねて、AKB48グループや坂道シリーズのようなアイドルの衣装やヘアメークも行っていくと明言している杉は「アイドルの子たちと1年に1回、一緒に踊る機会をつくりたい。ダンスの曲や振り付けに関しても、Dリーグから提供します」と約束した。

コロナ禍での緊急事態宣言の発出も間近となる中、健康維持について「ワクチンがどれだけ早く皆さんのもとに届くかが、経済活動や日常生活を取り戻す大きな役割を果たすと思う。いつ届くのか、届いた後にいかにスピーディーに接種できるか。国としてできる限りのことは続けていると思います」と話した。さらに「なぜ飲食店が(要請の対象の)重点的になってしまうのかが、ニュースでも取り上げられていない。食べる、飲むことがダメなのではなくて、酔うと羽目を外してしまう、そこを気をつけようと。そこを守れば問題ないけど、守れない人がいる」と持論を述べた。