清原果耶(19)主演の次期NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時)が、17日からスタートする。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、物語に欠かせない「天気」について語った。全3回の最終回。

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宮城で青春を過ごすヒロインの「モネ」こと永浦百音(清原)は、天気予報と出会い、やがて気象予報士を目指す。出演に際し、入門書などを読んで気象の勉強をしたという。清原は「いろんなものを読みはしましたけど、やっぱり頭が真っ白になるくらい難しくて(笑い)。これを勉強して気象予報士になったモネはすごいなと思いました」。

合格後に上京したモネは民間の気象予報会社で働き始め、防災、農業、漁業、インフラ、スポーツなど仕事が多岐にわたることを知る。撮影現場では気象予報士から指導を受け「細かいところまでは分からないんですけど、お話を聞いているとワクワクするし楽しくて、もうちょっと学びたいなと思いました」と意欲を見せる。テレビのお天気キャスターも身近に感じるようで「すごく明るいというか、励まされるというか。前向きに1日をスタートさせてくれるようなたたずまいが格好いいと思いながら、今日の朝も見てきました」。

ドラマでは「移流霧」「けあらし」「彩雲」などさまざまな“お天気ワード”が登場する。清原は「モネが学ぶことで、見てくださる方にも一緒に学んでもらえる機会があると思います。天気の小ネタを楽しみにしてもらうのもいいのかな」と話す。

昔から空を眺めることが好きだったという。好きな天気を聞くと、こう答えた。「あいまいな答え方をすると、全部好き。元々空を見るのが好きで、空の写真を撮るのが好きだったんです。この作品が始まってから、より写真を撮るようになったし、空も見るようになりました。さらに興味が湧きました」。

モネと共に成長していく。(おわり)【遠藤尚子】

 

◆清原果耶(きよはら・かや)2002年(平14)1月30日、大阪府生まれ。14年芸能事務所「アミューズ」の新人発掘オーディションでグランプリを獲得。15年NHK朝ドラ「あさが来た」で女優デビュー。ドラマは同局「透明なゆりかご」など。映画「デイアンドナイト」などで19年「日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞を受賞。