キングコングの西野亮廣(40)が18日、都内で、アニメ映画「トゥルーノース」の清水ハン栄治監督(50)とトークイベントを行った。

同作は、北朝鮮の政治犯強制収容所に生きる家族を描いた人間ドラマ。西野は製作総指揮、原作、脚本を担当したアニメ映画「映画 えんとつ町のプペル」などの経験があるが、映画を作る際に「サービスに落とし込むこと」を大切にしているという。

「-プペル」を例に「映画だけでなくて、プペルは実際にえんとつ町をつくっちゃうんです。映画に出てくるスナックも作っちゃって、映像と現実をいったりきたりできるようにする。作品はサービスに落とし込まないと忘れられてしまう」と語った。

アニメ界の今後について、「届け方を変えるしかない」と断言。西野が10万円払いたいと感動した映画でも、実際には1800円しか払えないと、一律料金に着目。「気持ちは10万円出したい。でも、その受け皿が用意されていない」。西野は「-プペル」の時、見たい子供の団体を募集し、それに対し、見せてあげたいという大人も募集したという。これらから「映画をギフト化していく。そうしていかないと、厳しい感じがする」と将来に危機感を募らせた。