脳科学者の茂木健一郎氏が、交流のあるメンタリストDaiGoの発言が物議をかもす中、自身の考えを述べた。

茂木氏は13日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「街で#ホームレスの方をお見かけしたときぼくが考えること」と題した動画をアップ。自身は路上生活者を見かけると、どのような人生を歩んできたのか想像するといい、「その方の人生のごく一部分でしかない。それまでのいろんな物語があって、ご家族があったり、ご友人があったり、いろんな仕事をされてたりとか、そういう人間の人生のトータルを想像するってすごく大事なことだと思う」とコメント。「今、生活保護とかいろんなセーフティーネットがあるんだけど、自らそういうことを求めることが出来ない方もいらっしゃる」と述べた。

その後、音声メディア「NowVoice」で、「友人が困ったことを言った時、やった時にはどうすればいいか」とのテーマでトークを配信。DaiGoの名前こそ出していないが、「とりあえず僕は見守る」とし、その理由について「(友人が)困ったことをしちゃったとか言っちゃったときに、それに対する世間の反応は当然、サラウンド360度で友人に来るわけですよ。だから自分がそこに加わる必要はない。良くないことだから撤回したり修正したり謝ったりすればいいと思うんですけど、それを僕が言うことではない。どうせ世間とか社会が放っておいても言ってくれるわけだから。僕は友人が表に出ている発言とかそういうものだけではないって知っているわけだから」と述べた。