9月末で芸能活動を終了するフリーアナウンサー夏目三久(37)が26日、MCを務める日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」(日曜午後6時)を卒業した。

07年に同局に入社した夏目は、11年に同局を退社した後、13年から8年半にわたって同番組でキャスターを務めてきた。番組終盤、ともにMCを務める同局桝太一アナウンサー(40)から話を向けられた夏目は「私にとって『バンキシャ!』は、古巣に戻って、古巣の皆さんに温かく迎え入れていただいて、本当にあっという間の8年半でした」と振り返った。

取材を引き受けてくれた人々への感謝を口にし、「日曜日のみなさんの貴重な1時間、『バンキシャ!』にお付き合いいただき、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

「私も家で、久しぶりですね、日曜日に家でゆっくりご飯の準備でもしながら楽しみたいと思いますので、視聴者として楽しみにしています」と続けた。

桝アナは「お疲れさまでした」とねぎらい「これまでたくさんの笑顔をくれた夏目さんですから、これからは自分の笑顔のために、どうか家族でゆっくり過ごして欲しいなと思いますけど、10月からはちょっとゆっくりできそうですか?」と質問。

夏目は「ちょっとどころか、もうどうしようかと思っているので、ちょっと落ち着いたら、また桝さん、ご飯でも行きましょう」と笑顔で答え、涙無しの晴れやかな卒業となった。

番組冒頭は、桝アナから「夏目さんは、いよいよ今日が『バンキシャ!』ラストということになりますね」と振られ、夏目は「まだまだ実感はわいていないんですけど、桝さんとは半年のお付き合いでしたけど、なんかすごく濃密な時間を過ごさせていただいたと思います」と振り返るなどしてスタート。中盤には、「天の声」を務める大塚芳忠が夏目に「ついにこの日が来てしまいましたね。寂しくなります。えー考え直すわけにはいきませんか?」とむちゃぶり。夏目は「はは…そうですね…」とタジタジしながら「もう覚悟を決めて踏み出します」と決意を語っていた。

コメンテーターとしてリモート出演した教育評論家の尾木直樹氏(74)も「夏目さんの最後にご一緒できるというのはうれしくて仕方ありません」と話すなど、夏目の卒業を番組全体で盛り上げた。

夏目の後任は、同局後呂有紗アナウンサー(27)が務めることが発表された。

夏目は4月に有吉弘行(47)との結婚を発表。同月のテレビ朝日系バラエティー「マツコ&有吉 かりそめ天国 2時間スペシャル」出演の際、今秋で芸能活動を終了する意向を明かしていた。夏目がレギュラー出演するTBS系情報番組「あさチャン!」(月~金曜午前6時)も、9月いっぱいで放送を終了する。