ジャニーズWEST神山智洋(28)が5日、東京・グローブ座で、初単独主演舞台「LUNGS」(23日まで)の取材会を行った。

10月に持病の呼吸器疾患を起因とするパニック発作の発症により降板した女優谷村美月(31)の代役として女優奥村佳恵(32)が出演する舞台。大阪・サンケイホールブリーゼで11月3日~9日まで上演後、約1カ月空けての東京公演初日。谷村の降板もあり、1度は東京公演が中止になった。神山は、「喜びや誇らしさをかみ締めながら臨みたいです。全23公演、なにか考えさせられることをたくさん届けていけたら。僕たちなりの『LUNGS』を試行錯誤しながら皆さんにお届けしていきたい」と意気込みを語った。

同作は11年の初演以降世界中で上演され続けている現代戯曲。今回が日本初上演となる。出演者は神山と奥村のみの“2人芝居”。「どっちかのセリフが止まったら舞台が止まってしまうので、舞台の上では、ドキドキ、ワクワク、ハラハラしながら100分間走り抜けている感じです」と気を引き締めた。

セリフの量も莫大(ばくだい)という。台本を最初に読んだとき「なんじゃこれ!すげえのきちゃったな…って思いました」。セリフは、青色の蛍光ペンを用いてマーカーを引きながら覚えているといい「僕の台本が真っ青。青って集中できる、落ち着く色なんですって」と独自のセリフ暗記法を明かした。

今年はグループとしても「LIVE TOUR 2021 rainboW.」を行うなど、「個人的にも、グループとしても、エンタメ業界っていうのも含めてどんどん前に進んでいるな、って感じた1年でした」と振り返り、漢字1字で表すならば「『前』っていう字がふさわしいと思っています。1年通して走り抜けた年だった。前進できた1年だったと思います」と力を込めた。