俳優でダンサーの大貫勇輔(33)が7日、東京・日生劇場で主演ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」の最終舞台稽古を行った。

全世界、累計発行部数1億部超えの人気漫画「北斗の拳」のオリジナルミュージカル。音楽はミュージカル「ジキル&ハイド」「スカーレット・ピンパーネル」「マタ・ハリ」などの大ヒットミュージカルを手がけてきたアメリカ人作曲家のフランク・ワイルドホーンが手掛け、演出は石丸さち子、脚本は高橋亜子が担当する。

8日の初日を前に大貫は「ヘアメークをして、衣装を着て、照明が入って、オーケストラの音楽を全身で感じて、最高のスタッフ、キャストで一丸となり、素晴らしいものが出来上がってきています。早くこの作品をお客様と劇場で共有したいです!」とコメントした。

また大貫演じるケンシロウの婚約者ユリアを演じる平原綾香もコメントを寄せた。「私にとっては今日が2回目の通し稽古。時間がない中でもカンパニーの皆さんと集中してやってきました。辛く悲しい冬を超え、それでも春にはまた花が咲くように、もう咲かないと思っていた花が咲くことを教えてくれるのが『北斗の拳』です。作品の中では、一輪の花が咲くことさえ涙を流す、そんな時代に、誰よりも人々の幸せを願い、人生を差し出すのがユリアです。明日の初日も、ただひたすらに歌いたいと思います」とつづった。

同ミュージカルは中国での公演も予定しており、日本では東京のほか、22年1月には大阪、名古屋でも上演する。