大阪の朝のラジオの顔の1人だった、ABCラジオの道上洋三(どうじょう・ようぞう)アナウンサー(78)が来年3月末で、人気番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」(月~金曜午前6時30分)を卒業することになり、20日、同局が発表した。

番組は、故中村鋭一さんの後任として、77年3月にスタート。来年3月で番組45年目に入るところだった。

道上アナは9月11日に脳梗塞で急きょ入院。現在も番組復帰を目指して治療を続けているが、現時点の診断では今後も治療やリハビリに時間が要する見通し。同局は「朝日放送(ABC)ラジオとして、これまで、ご家族を含め協議してまいりましたが、78歳という高齢、早朝の帯番組の生出演という厳しい条件を鑑み、治療に専念することを優先させるため、番組の卒業という判断に至りました」と説明した。

また、同局は卒業について「45年という長い年月をともに過ごしたリスナーの皆様にとっては大変残念な報告とはなりますが、今後は、他の番組で道上がラジオの仕事に復帰できるように、朝日放送ラジオとしてもリスナーとともに、その時を待ちたいと考えています」とコメントした。

来年3月末まで「おはようパーソナリティ道上洋三です」は、引き続きABCアナウンサーが代演を務める予定で、来年4月以降の後任候補については調整中だという。