俳優小野健斗(32)が映画「真・事故物件 本当に怖い住民たち」(佐々木勝己監督、2月18日公開)で5年ぶりに映画出演する。血しぶきが飛ぶスプラッター・ホラー作品で、海老野心(19)小島みゆ(28)RaMu(24)が演じるユーチューバー&アイドルの卵を、恐怖の事故物件に送り込む芸能マネジャー安藤を演じている。

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「そんなに優秀なマネジャーじゃないんですよ。たまに現場で見かける感じですよね(笑い)。人が死んだ事件が起こった古い事故物件のアパートに、自分の担当する3人を入居させて『幽霊をカメラに収めるまで帰れない』というミッションを与えます。まあ、それだけじゃないんですけど(笑い)」

昨年7月に千葉県木更津にある古いアパートでロケ撮影を行った。

「なんか、めちゃめちゃデカいゲジゲジがいたりして、幽霊よりも怖かったですよ(笑い)。ホラー作品は初体験だったんですけど、撮影の時は周囲に人もいるから、そんなに怖くないんです。でも、スチール写真にいないはずの人の顔がある心霊写真が撮れちゃったりしましたね。幽霊で怖いっていうより、もっと過激なバイオレンスのイメージが強くて怖い作品ですね」

舞台出演が多いが、5年ぶりとなった映画出演で得るものが多かった。

「映像は、カット割りがあるじゃないですか。そういうのは、やっぱり違いますよね。舞台でやってると、ずっと1つのことが続いて行く。映像はカット割りがあって、物語の最後の方から撮っていくこともあります。直前の撮影とは関係なく『ここで泣いてください』っていうこともある。なるべく順序通りに撮ってくれているとは思うけど、そこは大変ですね。舞台だと感情も流れに乗っていけるけど、映像は、その一瞬で感情を出さなきゃいけないっていうのが大変ですね。改めて勉強になりました」

(続く)

◆小野健斗(おの・けんと)1989年(平元)8月9日、東京都出身。モデルを経て、06年に「ミュージカル・テニスの王子様」で俳優デビュー。09年映画「花婿は18歳」。10~11年テレビ朝日「天装戦隊ゴセイジャー」。11年映画「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕」。16年舞台「おそ松さんonSTAGE~SIXMEN'SSHOWTIME~」。17年映画「メサイア外伝-極夜 Polar night-」。趣味は車、野球、ゴルフ。187センチ。血液型O。