24年から流通する新5000円札に登場する津田梅子の生涯を描いたテレビ朝日系スペシャルドラマ「津田梅子～お札になった留学生～」（3月5日午後9時放送）の完成会見が16日、都内で行われ、津田梅（幼名）を演じた主演の広瀬すず（23）や池田エライザ（25）佐久間由衣（26）内田有紀（46）が出席した。

池田と佐久間は、梅とともに日本初の女子留学生としてアメリカに渡った留学仲間で、内田は梅の母を演じた。

梅が日本の女性の地位向上を切り開いたことから、現在チャレンジしていることについて聞かれた広瀬は「料理を本格的にやろうと思っています。自炊して翌日に残ったものを食べたり。お母さんのカレーが食べたくて、作り始めました。お肉が好きなので、肉料理を作っています」。

役作りでアクションに挑戦しているという池田は「体が硬いので柔らかくしようとストレッチにはまっています」、佐久間は「乗馬が趣味なので、雨の日でも馬小屋の掃除にいったり、えさをあげにいきます」。内田は「お花をいただく機会が多いので、自分で花を生けています。上手にできるのですが、花の切り方やルールがあるので、華道を本格的にやろうかなと考えています」とそれぞれ語った。

梅は津田塾大の前身「女子英学塾」を創設した女性教育の先駆者。明治時代の男社会の中で、知的好奇心が旺盛なシンの強い女性だった。梅を演じたことに広瀬は「私も直感で思ったことを言葉にはできないタイプなので、さばさばと思ったことを言えるところは気持ちがよかった」。

内田も「鳥をさばいて汁にしろと夫（伊藤英明）から言われるシーンがあるのですが、今だったら伊藤くんがやってよ、うるさい、と言えるのでしょう。そんな自由な発言ができるのも、梅らが先駆者として道を切り開いてくれたから、今の私たちの地位もあるし、仕事もできる。梅は頼もしいし、うらやましいし、まぶしいですね」と語った。