乃木坂46山下美月(22)が、22年度後期放送予定の次期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にレギュラー出演することが12日、明らかになった。同局が発表した。乃木坂46現役メンバーの朝ドラ出演は初めて。

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同ドラマは90年代から現代の設定で、「ものづくりの町」として知られる東大阪市と、長崎の五島列島を舞台に、福原遥(23)演じるヒロインの岩倉舞が“飛ぶ夢”に向かって歩む姿を描く。

山下は、舞の同級生、望月久留美(もちづき・くるみ)を演じる。幼い頃に両親が離婚して父子家庭で育ち、実業団のラグビー選手だった父がけがで失職したせいで経済的に貧しい子ども時代を過ごす。舞が気にかけてくれたのをきっかけに親友になるが、舞とは対照的に堅実な看護師の道を目指すようになる役どころだ。

出演を受けて「多くの人の朝に光を照らし続けている連続テレビ小説に出演させていただけることが決まり、今にも舞いあがりそうな気持ちです」と喜びを伝え、「舞に寄り添いながらも、自身の困難に立ち向かっていく久留美のたくましさに私自身が勇気をもらっています。久留美と一緒に私自身も成長し、ご覧いただく皆さんに前向きで温かい風をお届けできるよう全力で演じさせていただきます」と意気込んだ。

山下は16年9月、乃木坂46の3期生オーディションに合格。グループトップクラスの人気メンバーで、18年「日々是好日」20年「映像研には手を出すな!」などの映画や昨年4月期のTBS系「着飾る恋には理由があって」などのドラマなど多数の作品に出演。昨年10月期のテレビ東京系ドラマ「じゃない方の彼女」では魔性系女子大生を好演し話題となった。

山下と同じヒロインの幼なじみ役で赤楚衛二(28)も出演する。ほか東大阪の人々役で山口智充(53)くわばたりえ(46)古舘寛治(54)ピース又吉直樹(41)松尾諭(46)たくませいこ(46)、長崎・五島列島の人々役で哀川翔(60)鈴木浩介(47)長濱ねる(23)が出演することも決まった。山下、赤楚、くわばた、又吉、哀川、鈴木、長濱は朝ドラ初出演となる。

2月には関ジャニ∞横山裕(40)高橋克典(57)永作博美(51)高畑淳子(67)がヒロインの家族を演じることが発表されている。

制作統括・熊野律時氏は「ヒロイン・舞にとって大切な幼なじみの2人をはじめ、東大阪と長崎県五島列島で、舞と関わる人たちを演じていただくすばらしいキャストのみなさんが決定しました」と報告。起用にあたって「笑いと人情あふれる東大阪の人々。自然豊かでゆったりとした時間の中で生きる五島の人々。それぞれが個性豊かで魅力的な人物として舞に関わっていきます。にぎやかに楽しくドラマを盛り上げていただけること間違いなしの方々ばかりです。放送を楽しみにお待ち下さい!!」とコメントした。