米俳優トム・クルーズ(59)が4日(日本時間5日)米サンディエゴで開催された主演映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督、27日公開)グローバルプレミアで、2018年(平30)7月の主演映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」ジャパンプレミア以来、約4年ぶりとなる来日を明言した。

席上で「(この作品で)もちろん日本に行くよ! 行くのが楽しみで待ちきれないよ!」と、プロモーションでの来日を電撃的に発表した。

クルーズにとって「トップガン マーヴェリック」は、1986年(昭61)の出世作「トップガン」の続編だが、新型コロナウイルスの感染拡大などで再三、公開が延期された。19年公開の予定が18年に製作の都合で20年6月(日本では7月)への延期が発表。同4月2日には、コロナ禍の影響を受け、日本では同12月25日に延期と発表したが、同7月には全米公開が21年7月2日に1年、延期されたことを受け、再延期。さらに同8月、同11月19日に日米同時公開が決定も、同11月には今年5月27日に延期されていた。

クルーズはコロナ禍以降、最大規模のプレミア会場に「トップガン」仕様のヘリコプターから降り立った。華やかなレッドカーペットの上に、作品を象徴するサングラスを着用して晴れやかな表情で登場すると大歓声で迎えられた。「本当に最高です。何年もロックダウンした中で映画の撮影を続けてきたけど、こうしてファンの皆と会えて、顔が見られるなんて、この場に立てて光栄です」と熱く語った。

その上で「『トップガン マーヴェリック』が、ビジュアルの上でも物語の上でも1作目と同じ世界観で、かつ現代に続いているものとして捉えられるかどうか。非常に面白い挑戦でした」と語った。

クルーズの来日は5月下旬を予定しており「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」以来、約4年ぶり通算24回目の来日となる。前作でもタッグを組んだプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとともに来日するという。