広瀬すず(23)が13日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた、松坂桃李(33)とのダブル主演映画「流浪の月」(李相日監督)で、19年に主演したNHK連続テレビ小説「なつぞら」で母子を演じて以来、2年ぶりに共演した増田光桜(10)から、サプライズで花束を贈られ、感激した。

広瀬は劇中で10歳の時に、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった家内更紗を演じた。増田は、更紗と松坂演じる事件の“加害者”とされた佐伯文が一時期、生活を共にする安西梨花を演じた。

広瀬は、増田が「なつぞら」でヒロインなつの娘を演じたことについて司会から話を向けられると「そうなんです。娘なんです」と笑みを浮かべた。その上で「朝ドラの期間が長くて。私もお母さん役が初めてだったので、すごくコミュニケーションを大事に、ずっと休憩中は遊んでいた」と朝ドラ撮影時を振り返った。そして「こんなに、またすぐ、しかも李組で共演させていただけたことが、ものすごくうれしくて…勝手にお母さんの気持ちが離れず、感動して泣きそうになりました。それくらい距離が近いまま、お芝居でき、その延長線でご一緒できて幸せ」と喜んだ。増田も「また2年ぶりに広瀬さんと会えて、すっごいうれしかったです」と満面の笑みを浮かべた。

松坂は、増田との共演について聞かれると「素晴らしかった。3人でいるシーンが結構あるんですけど、流れている時間が…もう1つの幸せが、ずっと流れていた。幸せをありがとうって感じです」と増田に感謝。一方、増田も「演技中に、松坂さんの声が心の中でジワーッて響いて、松坂さんってすごいな、すてきだなと思ったのを覚えています」と10歳とは思えない感想を口にした。それには、松坂も「この感想が、ジワーッと広がっています」と感激していた。