女優倍賞千恵子(80)が30日、都内で、第75回カンヌ映画祭で「ある視点」部門に出品された、映画「PLAN75」(早川千絵監督、17日公開)の凱旋(がいせん)プレミア試写会に登壇作品への思いを語った。

倍賞は1961年(昭36)に映画「斑女」でデビューして以来、主演映画がカンヌ映画祭に出品されるのは初めて。出演に始めは悩んだというが「監督と一度お会いして、熱い思いもわかりましたし、最初ちょっと(作品内容が)ショッキングで、でもそれを通り過ぎて絶対このお仕事を引き受けたいと思うようになってきました」と明かした。

「ある視点」部門に出品され、新人監督賞「カメラ・ドール」のスペシャルメンションが授与された早川千絵監督(45)について「本当に良かったなと、監督の顔が浮かんで。若いのでこれからどんどん良い映画を作ってくださるんじゃないかと、とってもうれしかったです。これが追い風となって映画館に足を運ぶ方が増えれば」と話した。

磯村勇斗(29)早川監督も出席。