今年3月に真打ち昇進した落語家蝶花楼桃花(年齢非公表)が、東京・浅草演芸ホール7月下席(同21~30日)昼の部で主任(=トリ)を務める。真打ち昇進から4カ月でのトリは、77年の落語協会発足以来、史上最速であることがこのほど分かった。

桃花は「ここまで育てていただいた師匠(春風亭)小朝をはじめ諸先輩方。披露目に足を運んでくださったお客様。支えてくださった関係者の皆さん。これまで出会ったすべてのかたのお力で、このチャンスをいただけたと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。身が引き締まる思い…を通り越してプレッシャーに押しつぶされそうだというのが正直なところですが、持ち前の明るく楽しい高座をご披露できるよう、精いっぱい務めさせていただきます」とコメントしている。

真打ち昇進からトリまでの最短記録は、桃花以前は春風亭一之輔の5カ月だった。