TBSは28日、東京・赤坂の同局で、社長定例会見を行った。

性加害報道問題を受けて、同局「THE TIME,」(月~金曜午前5時20分)の金曜MCと、10月スタートの連続ドラマ、日曜劇場「アトムの童(こ)」(日曜午後9時)を降板した香川照之(56)について佐々木卓社長が言及した。

香川について佐々木社長は「放送局として大勢の視聴者の皆様がご覧になるメディアで、視聴者の皆様に、不信感や疑念を持たれるということはあってはならないことだと考えました。今回の件は大変残念であります」とコメントした。

香川の番組降板について、編成担当者は「さまざまなニュースを伝える番組ということで、『THE TIME,』に関しましては、所属事務所とも協議した上で総合的に判断しましたし、ドラマにつきましても、同様にさまざまな状況を総合的に判断をしてご出演しないということにしました」と説明した。

香川は、先月26日に「THE TIME,」に生出演し、謝罪していたが、今月1日に同番組の降板が発表された。同局は「ニュースをお伝えする番組ということで、視聴者の皆様に対しまして、不信感や疑念を持たれることがあってはならないと考えており、その上で、所属事務所と協議の上で、番組には出演しないことと判断いたしました」と説明していた。

「アトムの童」については16日に、香川の降板と、オダギリジョー(46)の代役出演が発表されている。