新作歌舞伎の優れた脚本に贈られる大谷竹次郎賞の授賞式が18日、都内で行われ、尾上松緑(47)が主演し昨年10月に上演された「赤穂義士外伝の内 荒川十太夫」脚本の竹柴潤一氏が出席、松緑が祝福に駆け付けた。

「荒川十太夫」は講談をもとにした新作歌舞伎で、四十七士の堀部安兵衛が切腹する際に、介錯(かいしゃく)をつとめた武士を描いた物語。講談好きで知られる松緑が、歌舞伎化の思いを実現させた。

松緑は「カンパニーが一丸となったことが、潤一君が賞をもらって、お客様に喜んでもらえたことだと思っております」と祝辞を述べ「次に掛かるチャンスがあるのでしたら、ブラッシュアップをしなければいけないところは、もう頭の中にございますし、まだまだ講談の中から掘り起こしたい作品はたくさんございます」と語った。

松緑は「二月大歌舞伎」の第1部「三人吉三巴白浪」、第2部「船弁慶」の出演が控えている。