人気タレント明石家さんま(67)が、4日夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で、自身をめぐる“皮肉な運命”について語り、EXIT兼近大樹(31)に言及した。

「おれの周り、今週もまた、いろいろなことがあったんで。今回のかねち(兼近)なんてね。かねち、今かわいそうなことになってんねんけども、(さんま自身の)エネルギーの引き寄せってすごいなと思った」

兼近は、「ルフィ」の名で広域強盗事件の指示役を務めたと報じられている渡辺優樹容疑者との過去の関係が判明し、騒動に巻き込まれているが、さんまは自身の体験談をもとにエールを送った。

かつて、ジミー大西に芸名をつけた際、まさしく命名した日に、ブラジルの動物園の人気者「ジミー」が亡くなったというニュースが流れたという。

今回の兼近も、近いものがあった。兼近は、フジ系「ホンマでっか!?TV」に出演し、「ワンピース」が好きだと話していたが、偶然にも「ルフィ」との過去が取り沙汰されたころ、ちょうど兼近の「ワンピース好き」発言があった収録回がオンエアされたという。

「なんというね、エネルギーというか…」

さんまは驚きつつも、結果、ジミーのその後の活躍から、兼近に「これを乗り越えてがんばっていかなしゃあない」「与えられた人生やしね」とエール。りんたろー。の「過去はついてくるもんだ」という言葉をあげて続けた。

「過去はもう自分の歴史なんでね。歴史にあんまりとらわれない方がいいような気がします。過去は歴史、歴史が僕を作り上げてくれてるんでね。オレの歴史もそんないいことはない。昨日はろくでもない人間でした、僕もね。でも、今日はいい人間だと思います」

かつての人間関係から騒動に巻き込まれた兼近を思い、さんま流のメッセージを送った。