女優井上真央(36)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「100万回言えばよかった」(金曜午後10時)が今日17日、最終話を迎える。井上は、早朝からの同局の情報番組などに出演する電波ジャックの合間に、日刊スポーツのインタビューに応じ、共演者への印象を語った。

相手役の佐藤健(33)とは初共演、松山ケンイチ(38)とは19年ぶり二度目で、ほぼ初共演だった。中心人物として物語を動かす主演級俳優3人の演技は大きな話題を呼んだ。

井上は、佐藤について「最後まで諦めず、とにかく少しでも良くしたいっていう思いが強い方だなっていうのは思いましたね。時間がない中でも、やっぱりこの方が見てる人たちにも伝わるんじゃないかとか、この関係性がよく見えるんじゃないかっていうのを結構監督だったり。私たち共演者同士でもそうですけど、粘り強くやられていたなっていう印象ですね」。

松山については「どちらかというと、『そういうのは、健くんが言ってくれるから、わいは何でも』みたいな感じで、みんなそうですけど、やっぱり沈みすぎないようにというか、悲しくなりすぎないように、何か楽しいシーン、特に3人でいるところは楽しくしたいねっていう思いがどこかにあったので。松山さんはどちらかというと、その場で何か生まれた感情だったりとか、何かついこうしたくなっちゃったっていうことをやってみて、現場でもそんなことを楽しんだりしてましたね。全く違うタイプだったと思います。佐藤さんと松山さん」と話した。

井上はどちらのタイプなのか問うと「自分でわからないですけど、どっちなんだろう…。その2人を楽しんで見てた感じですね」と笑った。続けて「座長らしさはないんですけど、佐藤さんが考えてきたことだったりとか、こうしたいって思いを聞くのもやっぱすごい、なるほどな~ってなりましたし、何か衝動的じゃないんですけど、思い付きだったりとかで動く松山さんも面白いなって思ったり、たまに止めたり(笑い)。そこまでしない方がいいんじゃない? っていう感じでしたかね」。

井上は、TBS系連続ドラマの主演は「花より男子2」以来16年ぶりだった。「共演者の方もですし、スタッフの方もほとんどが初めましての方たちばかりだったので、前でご一緒したっていう方は本当に1人、2人いたぐらいで。あとは皆さん初めましてだったので、いい緊張感の中でやれたなと思います。みんなすごく穏やかなチームだったので、すごくいい雰囲気だった。朗らかな雰囲気で進んでいったなって思いますし、締めるところはうちの彼氏(佐藤)が締めてくれる(笑い)。なにかいい役割分担はできてたのかなっていう感じはします」と振り返った。【佐藤成】(続く)

◆100万回言えばよかった 運命だと思っていた相手を不可解な事件で突然なくした主人公・相馬悠依(井上)と、幽霊になった鳥野直木(佐藤)、唯一幽霊を認識できる刑事の魚住譲(松山ケンイチ)を中心としたオリジナルファンタジーラブストーリー。先週放送の第9話で、佐藤を殺した犯人が池澤英介(荒川良々)であることが判明していた。

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