女優井上真央(36)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「100万回言えばよかった」(金曜午後10時)が今日17日、最終話を迎える。井上は、早朝からの同局の情報番組などに出演する電波ジャックの合間に、日刊スポーツのインタビューに応じ、撮影を振り返った。

同局系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演して最終話のアピールを終えた直後、井上は疲れた表情を一切見せずに取材部屋に入ってきた。12日にクランクアップしたばかり。約4カ月の撮影について「目まぐるしかったですね」と振り返った。

台本が途中で届くことも多かったといい「なんとなく内容は知ってましたけど、どういうふうにみんなが最後を迎えるのかはわかってなかったですし、事件もあのどんなふうに進んでいくのかとか、誰が絡んでくるのかとかは台本で知ったりとかするので、4カ月弱あっという間でした」。

主人公・悠依として生きた時間は井上にとってどんなものだったのか。

「やっぱりドラマならではで、いろんなシーンを積み重ねていく中で、『こういうのが悠依っぽさだったりするのかな』とか、こういうふうに思ってたけど、そうではないのかなとか、重ねてく中で、10話っていう、それまでの時間をみんなと一緒に過ごして、またそれを佐藤(健)さんや松山(ケンイチ)さんの思いがあって、実際にやってみることで変わってきたりとかもするので、本当にそれはまた映画とは違うってというか。いろんな人の反響も届きながらなので難しさもありました」

劇中で悠依は、突然恋人の直木(佐藤)をなくし、魚住譲(松山)とともに事件を解決するために奔走する。「自分で体験しないようなことばかりだったので、自分のこれまでの積み重ねてきた経験では足りないぐらいの感情がばーってあったりしましたけど、そういう意味では難しさもありましたけど、何かこう、最終回のこのシーンのためにみんなでやってきたなっていうのがあったので、無事終えてよかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。【佐藤成】(続く)

◆100万回言えばよかった 運命だと思っていた相手を不可解な事件で突然なくした主人公・相馬悠依(井上)と、幽霊になった鳥野直木(佐藤)、唯一幽霊を認識できる刑事の魚住譲(松山ケンイチ)を中心としたオリジナルファンタジーラブストーリー。先週放送の第9話で、佐藤を殺した犯人が池澤英介(荒川良々)であることが判明していた。

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