直木賞作家今村翔吾氏(39)が19日、ABCラジオ「浦川泰幸の健康道場プラス」(土曜午前7時)にゲスト出演した。
著書累計180万部を誇る歴史・時代小説家であり、ラジオパーソナリティー&テレビコメンテーター、さらには書店「きのしたブックセンター」のオーナーという、たくさんの顔を持つ今村氏。昨年3月に「若者に読書や言葉の大切さを伝え、新人作家を支援する」ことなどを目的として一般社団法人「ホンミライ」を設立した。
パーソナリティーの浦川泰幸アナウンサー(52)が「“ホンミライ”の活動をされていますが、どんな内容ですか」と聞くと、今村氏は「単純に若い子に読書の素晴らしさを伝えたいとか。あと最近は“本を買ったことない”っていう子らが多いんで、企業さんとかの力もいただいて図書カードを子どもたちに渡して、作家と一緒に本を買いに行って“どういう理由で選んだの?とかを聞いて習慣をつけるとか。“安かった”とか“表紙がカッコ良かった”とか、そんなんで全然いいんだよっていうことを、本って自由なんだよってことを伝えられる活動にしたいって思っています」と節米した。
現状では企業の寄付を受けられる段階まで達しておらず、直木賞受賞作の「塞王の楯」の印税でまかなっている。「僕らが自信を持って活動できるのは来年以降かな。ぜひ企業さんにもお力添えをいただきたいなと思っています。自分が何をすればいいか分からんっていう人も、いっぱいいるんです。そういう人らの受け皿になりたいなっていうことは思いますね」と話した。
浦川アナは「本がいいと思うのは、全然自分が経験できない他人の人生を経験できる。他人の思っているものを自分に投影できるっていう、すごくいい教科書だと思うんですね」とうなずいた。
さらに今村氏は「今はコスパ(コストパフォーマンス)とかタイパ(タイムパフォーマンス)とか言うじゃないですか。実はね、本ってね、タイパが悪いようでいいんですよ。要は人生は1回しかないのに、10冊読んだら10冊の人生を体験できるから、実はタイパがいいっていうふうに気づいてもらえたらいいなと思います」と読書を勧めた。
その他、紙とデジタル本の印税の違いや本の自販機の話題などで盛り上がった。



