日本テレビは25日、都内の同局で定例社長会見を行い、宮崎駿監督(82)の作品を手がけるアニメ制作会社スタジオジブリの子会社化について説明した。

21日に同局福田博之取締役専務執行役員が社長に就き、宮崎監督は取締役名誉会長、社長の鈴木敏夫プロデューサー(75)は代表取締役議長となることなどを発表していた。宮崎監督、鈴木氏が高齢になり、後継者探しが課題になっていたという。

日テレの石澤顕社長は「鈴木プロデューサーからご相談いただいて、丁寧に双方の考えた方をすりあわせた結果、合意いたしました。我々としては引き続きコンテンツ主義を大事にして、海外へ向けても発信していきたいと考えています。全てのスタジオジブリの作品が永遠に輝き続けるために精いっぱい協力していきたい」と語った。

また、社長に就任する同局福田専務は「スタジオジブリは1985年に設立されました。私はその年に日本テレビに入社しておりますので、ちょっとした運命を感じております」と語り「自分の子供たちの成長と共にスタジオジブリがあった実感がありまして、私も『もののけ姫』を初めて見たときの衝撃がいまだに忘れられません。見たことのないコンテンツを目の当たりにしたような圧倒された気持ちになったことを覚えています。スタジオジブリは国内外の非常に多くの方に愛されていて、その作品が多く世の中に満たされてきていました。時代を確かにとらえて人々を魅了する普遍性があると思いますので、その素晴らしい世界観をいかにして守っていくかが使命だと認識していますし、今後もジブリが自主性をもってものづくりに取り組める環境をつくることは必ずやらなければいけない仕事だと思っておりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします」とした。

また、新体制での新作制作については「まだその任についていないので、勝手なことは申し上げられない」としつつ「会見でも期待の声は多かったので、そうなることを願っております」と語るにとどめた。