落語家の立川志らく(60)が11日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「M-1グランプリ」の審査員を卒業すると発表した。

動画内では“ぶっ飛んだ”漫才師を評価する「志らく枠」について語った。「私の存在意義みたいなのができ上がったのが」と前置きし「キワモノ芸を好む、っていうね。私はキワモノって思ってないんですけどね」と切り出した。続けて「その代表が『ランジャタイ』であったり。『ヨネダ2000』や『トム・ブラウン』もそうですよね。あれはキワモノではなくて、王道ではないんだけど、お笑いっていろんな種類があるでしょ。一番笑い取りやすいのは『共感』の笑い。あとは『非常識』の笑い。そこに毒が入ってくると、爆笑問題の一連の漫才のネタになってくるんだけど」と説明した。

さらに「もう1つあって、何だか分からないけど面白いってやつね。面白い人にとっては何よりも面白いけど、分からない人にとっては、悪ふざけ。パーセンテージからすると、7割ぐらいの人は分からない。その7割のうちの2割ぐらいは怒りに変わっている。面白いと思った3割は揺るがないんだ。『共感』の笑い、『非常識』の笑いよりも何だか分からない笑い。これがすごい。それが『ランジャタイ』に代表されるような、ちょっとぶっ飛んだキワモノの笑い」と続けた。

そして「それは私の好みというよりも、落語がそうなの。落語っていうのは、江戸時代に出来て、明治、大正、昭和初期、その頃に出来た笑いをやってるんですよ。5年前の笑いだと古くて通用しない。そんな江戸時代の笑いなんか、通用するわけじゃねぇじゃないか。それが現在にちゃんと残っているのは、その笑いがあるから」と解説した。