衆院議員や東京地検特捜部副部長を務めた弁護士の若狭勝氏が16日、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。一昨年に亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんの若い頃のヌード写真を特典に付けたベストアルバムが、21日に発売されることを巡って問題になっている件について解説した。

若狭氏はまず「写真を撮った人に所有権があると思う。撮った人がレコード会社側にたぶん売った。売買契約書もあるかという話もありますから、売買がなされた。だから、写真についてもレコード会社側に所有権があるという主張になっているんだろうと思う。所有権があったとしても、所有権があるのと、その写真をこういう形で公開するのとは次元が違う。公開されるのが許されるかどうかと言うのは、別の視点で考えられなければいけないと思う」とした。

ヌード写真は八代さんが20代のころに同居していたとされるディレクターが撮影した。発売元のニューセンチュリーレコード(鹿児島市)は音源・映像・写真(商用・私的)など全権を買い取ったとしている。今回のアルバムの発売を中止するつもりはないという。

若狭氏は、写真を見ていないと前置きしたうえで、「全裸ならわいせつ物となる可能性がある。販売することで不特定多数に渡すことになるので、わいせつ物頒布等罪に問われる可能性があると思います。あくまで写真の内容ですけど。不特定多数の人が買って、問題のある写真だとしたら、わいせつ物頒布罪になり得る。写真の様態にもよる。見た人が性的に興奮するとか、これすごいと性的にハイテンションになるものだとすれば、わいせつ物という評価になる」と罪の可能性を示唆した。

また、裁判になるかどうかについては、「刑事の名誉毀損(きそん)は難しいが、遺族はショック。民事ならば写真をばらまかれたことで八代亜紀さんの評価を下げかねない不法行為だとして、慰謝料請求と裁判を起こすことは考えられる」とも話していた。