3人組テクノポップユニットのPerfumeが23日、東京ドームで、コールドスリープ(活動休止)前最後の公演「Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME」を開催した。
以下、あ~ちゃん(36)の主なMC。
楽しんでいただけましたか? 5年ぶりのドーム。あの日から私たちは5年間、走り続けてきました。前に進んで来たけれど、やっぱりどこかあの日のことは忘れられなくて。そんな人もきっとここに来てくれたんじゃないかなと思います。そんなふうに、どんな時代に出会った人とでも楽しめるセットリストを考えてみました。
昔からずっと応援してくれている人。そして近年、私たちを知ってくれて、名前は知ってたけどライブに最近通い始めたんだよっていう人。友達に連れられて来たら、初めてライブ見たのになんか親心みたいになちゃってっていう人。コールドスリープするんだ、ほんならちょっと見に行ってみようかなって久々に来てくれた人。本当にいろんな人がいると思います。今日を選んでくれたみんなが集まってくれて、このPerfumeの世界が出来上がりました。
私は小さい時、歌を始めた時。自己アピールの、オーディションの履歴書の欄に、世界中であ~ちゃんって呼ばれたい。世界のあ~ちゃんになりたいって書いてました。この名前がどんどん大きくなって、世界のPerfumeとか言ってくれる人が出てくるようになって、そんなことまでも言ってくださるんだ、みたいな。
自分たちは何も変わらず、仲がいいけん、楽しいけん、ずっとやってきました。自分たちが思い描いていた夢っていうのは、もうとうにかなっていて。ずっとかなえたいと思っていたのは最初のドームぐらいまで。
最初にミュージックステーションさんの特番で、私たちドームやりたいんですって、事務所のえらい人に満を持して言いました。3人で決めて。そしたら、すっごく愛してくれてるスタッフさんだったんだけど、鼻で笑われたんよ。そりゃそうよね。
あの時、本当によく言い出したなって、今考えても思いますが。初めてドームに立たせてもらって、その時はもう浮遊してる。本当にドームの舞台に立ててるのか実感もないまま、花火が上がって、びっくりして、涙、涙で終わる。そういうライブでしたが、今回4回目のドームに立たせてもらっています。
大阪ドームとかナゴヤドームとか入れたらもう何回も何回もだと思うんですけども、やっぱり東京ドームっていうのはやっぱり一番自分たちにとって大きくて、、上京してきてから、一番でかい箱はここだ!って思っていたんですよね。
ゆかちゃんも言ってたけど、あんなにガチガチだった私たち。Perfumeの掟って何だろうって、その当時なりに考えて、黒髪? とか言ってました。そんな時の私たちからは、随分、年もレベルアップして、どんどんPerfumeをアップデートしてやってきましたが。3人で舞台に立てること、ここに向かうためのリハーサル、いろんなスタッフさんとのコミュニケーション。ほんまにずっとずっと長く続けてきて、何も変わらない部分、たくさん持ってます。
ああ、ライブが好きだな。この3人で、みんなと一緒につくり上げるライブが好きだなあって、本当に感じます。今日も本当に美しかった。楽しかったよね。
私たちがコールドスリープするという発表をさせてもらってから、みんな本当にいろんなコメントをくれました。どれもこれも、私たちが本当に報われるような、優しく包まれるようなコメントたちばかりでした。私たちがみんなとの最高の時間、幸せを願うように、みんながPerfumeを、そしてそれぞれの人生を、幸せを願ってくれていました。まさかそんなふうに言ってもらえる日が来るなんて。だってコールドスリープするのに。何ていい人たちなんだろうって。自分がやりたいことや見たいことよりも、相手の幸せを願えるなんて、ほんとにすてきな関係だと思います。
Perfumeは一生、続けます。一生続ける、そんな不可能なことができるんだろうか。いや、私たちは挑戦してみたいんよ。ちょっとコールドスリープして、もっとパワーアップして、最高のパフォーマンスで帰ってこよう。今しかできないこと、向き合ってみよう。
自由で本当、いいよなあって、私も客観的に見ていて思います。私たちが最終的には決断をしたんですけれども、最初に言い出してくれたのが周りの方たちで、たくさんのアドバイスをいただいて、決心しました。私たちの人生を優先して、幸せを願ってくれる人が近くにいてくれて。そんな人たちの言葉に私たちはびっくりして、涙、涙で、そんな選択をしていいんだ、みたいな。もう本当、驚き豆鉄砲だったんですけども。
なので、振り切って決断したわけではなく、みんなが導いてくれて、そして私たちも、ファンの人たちを信じてみよう。そしてまたきっと会える日を最高の日にするために、いい毎日を送ろうって決心しました。
今日はね、一応ライブで最後ですけれども、必ずまた会えますので。みんなそれを信じて、私たちの曲をたくさん聞いて、そしてカラオケで歌ってください。どんな毎日にも、Perfumeはずっと寄り添っています。風に吹かれるように、流れ雲のように、ずっと一緒にいます。忘れないで。また必ず会いましょう。またきっと会えると信じています。



