テレビ東京の前官邸キャップの名物記者、篠原裕明氏が6日、自身のX(旧ツイッター)を更新。4日の自民党総裁選で決選投票の末に高市早苗氏(64)が新総裁に就任したことをめぐって、女性が土俵に上がることを禁ずる大相撲の「女人禁制」について投げかけた。

「大相撲の内閣総理大臣杯」と前置きした上で「女性総理ならば、土俵に上がれるのか否か」と記した。

篠原氏の投稿に対し「高市さんは代理を立てるでしょうねぇ。天井からワイヤーで吊って登場するのはネタとして楽しいですけれどw」「さすが篠原さん。先の先まで考えていらっしゃる。高市さんなら辞退されると思います。伝統を重んじる方ですから」「『男子厨房に入るべからず』も今や性差別扱いです。相撲のしきたりもこれを機に 見直してみてはどうだろう?」などの声があった。

その後、篠原氏は別の投稿で補足。「神事だから女性は土俵に上がれないという方がいますが、そもそもアマテラスは女性神。宮中三殿で八咫鏡を祀る賢所内内陣で、御神体のお世話をするのは女性の内掌典とよばれる神職の方々」と記述。続けて「相撲協会の理屈はあると思いますし、そのことの是非は横に置いても、神事だから女性は、、というのは普遍的な理屈ではないのです。現状維持も、新たな対応も、それぞれの解があり、私はどちらの立場に立つものではなく、その対応に注目しているということのみです」とつづった。

太田房江氏は00年、大阪府で全国初の女性知事に就任。歴代府知事が春場所優勝力士に直接渡してきた「大阪府知事賞」を土俵上で授与したいと要望。04年まで5年連続で要望を出したが、実現せず。

08年には読売テレビの情報バラエティー「ウラネタ芸能ワイド! 週刊えみぃSHOW」で「女人禁制」をめぐっての舞台裏を明かしている。知事時代、大相撲春場所で優勝力士に贈る大阪府知事賞を巡り「女人禁制の土俵に上がりたい」と訴え続けた太田氏は、関係者から「クレーンで吊ってもらえば土俵を踏まなくても済むじゃないか、と言われた」などと秘話を打ち明け、当時話題となっていた。

2007年9月19日には「女性乱入ハプニング」があった。秋場所11日目、40歳前後とみられる女性が、警備員の制止を振り切り土俵に乱入。約1400年の大相撲の歴史で初めて女人禁制が破られたとされる。

2010年10月2日、元大関千代大海の断髪式が行われた。自身の断髪式に母美恵さんを招待。土俵に上がれない美恵さんのために、土俵下まで降りた。

2018年4月4日、大相撲の春巡業でもハプニングがあった。京都・舞鶴文化公園体育館で行われた春巡業で、あいさつをしていた同市市長が土俵の上で倒れた。スタッフや観客らが心臓マッサージなどを施したが、その中に含まれた女性に対して土俵から下りるようアナウンスがあった。

篠原氏は小学生のころに「天才・たけしの元気が出るテレビ」に出演し、「ちびっこ篠原くん」として人気を集めた異色の経歴の持ち主。04年にテレ東に入社し、制作局でバラエティー番組制作に携わった後、報道局に異動。18年に官邸キャップとなり、分かりやすい政治解説で人気者となった。現在は「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のデスクとして番組制作の陣頭指揮をとっている。