上方落語家の4代目桂春団治(77)が8日、大阪市内で「春団治落語会~喜寿記念公演~」(11月8日、天満天神繁昌亭)の取材会に出席した。屈指の大ネタの人情噺「たちぎれ線香」を披露する。
春団治の座右の銘は「大器晩成」。「この言葉をずっと頼りに来たのですが、いつの間にやら大器にならんと晩成になりました」と笑わせた。
「たちぎれ線香」は船場の大きな商家の若旦那とうぶな芸妓(げいこ)、小糸の純愛物語。約20年間あたためてきた大ネタで、「大阪から東京に行かれて大きな看板になられた桂小文治師匠にあこがれていた。ザ・大阪の芸人という雰囲気の方でした」。酒の席などで親交を深め、あこがれの師匠の「たちぎれ線香」を意識しながら若旦那を「ザ・大阪の2枚目でやりたい」と意気込んだ。
18年に4代目を襲名して、はや7年が過ぎた。「ええやつおらんかと探しているが、なかなかおらんもんで」と大名跡「春団治」の後継者探しに頭を悩ませているが、「初代、2代目、3代目とは違うはなし家になりたい。そういう意味では人情噺しかない。好きな歌舞伎にも通じる」と今後の目標を力強く語った。



