演出家、映画監督の堤幸彦氏(70)が10日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜午後11時10分=関西ローカル)に出演。映画監督のギャラ事情について語った。
この日の番組では、関西で活動する子役たちが、気になることを堤氏に質問する企画を実施。「いくらお給料もらっていますか?」との質問が飛び出した。
堤氏によると、映画1本を撮影する際の監督のスケジュールは、企画に3カ月から半年、ロケハンやキャスティングに3カ月、撮影に1カ月、編集に半年ほどを要するとのこと。
ギャラについて「ほぼ1年使って、どうですかね…本当にピンキリですよ? だいたい、中古の35年ものぐらいの、(東京都杉並区の)高井戸ぐらいにあるマンションの1部屋分ぐらい」とマンションの価格にたとえて明かした。
分かりにくいたとえに、かまいたち濱家隆一(42)は「だいぶ薄めましたね。薄めに薄めましたね」とツッコミを入れた。
堤氏は「何か金持ちっぽく、かつてはイメージされてましたけど、全くそんなことないです。全く、お金的には自由はないです」と強調。
濱家が「バブル期はすごかったとか?」と問うと、堤氏は「あります。その当時はビデオ、VHSとか。その後はDVD、ブルーレイとか。これは1本いくらっていう印税っていうシステムがはっきりありました」と述べた。
「有名なテレビドラマを手がけます、映画化しました、映画化したものがDVDになりました…その時に入ってきたお金っていうのは、結構すごいです。それは下高井戸からちょっと新宿に寄ったぐらい」と、再びマンションの価格にたとえて笑いを誘った。
また、映画がヒットして、興行収入が想定よりも多かった場合に「何億かのご祝儀的なものは?」と聞かれると、「なくはないと思いますけど、少なくとも私が今やっているこの数年間の話では、そういういい話にはならないです。最初に決めた金額」と語った。
近年はDVDなどの販売よりも、配信が主流となっていることもあり、「ほぼ(臨時的な収入が)ないに等しい」とも。
さらに、撮影がない時期の収入は「ない」とキッパリ。濱家は「監督も『この作品をお願いします』っていうのがないと、僕らと一緒で収入がなくなるってことですね。すごいわ」と驚いていた。



