ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われた元ジャングルポケット斉藤慎二被告(43)の第4回公判が13日、東京地裁で行われた。検察側の証人として、事件が起こったロケに同行したアシスタントディレクターの女性が出廷。車内の様子を説明した。これまでの裁判で斉藤被告は「同意してくれていると思った」と、無罪を主張しいる。
被害女性はロケ当日、ピンマイクを自身でつけ外ししていた。通常はスタッフが行うが「女性がワンピースを着ており、下からたくし上げてつけてもらう必要があったので、下着が見えないように」と車内で本人が着脱したという。ロケ終了後、女性にバスに戻るよう促すと「『私はここで大丈夫です』と遠慮するような反応をされた」と証言。女性は自発的にではなく、「気になさらず戻ってください」と声をかけた結果、乗車したとした。
女性がピンマイクを外す際、斉藤被告も乗っていた。バス以外に休憩所や更衣室はなく、車内に仕切りもなかった。裁判長が「男性もいる場所でワンピースをまくるのは気になる」と指摘すると、「ピンマイクを外すくらいなら、男性が近くにいても頼むことはある。体の向き次第で見えることはないかなと。大きく着替える時は別々で時間をずらす」と説明した。
また斉藤被告の帰宅時、被害女性が斉藤と会話しているのを聞いたとも証言した。「女性が『ロケ中に言っていたおいしいお店を教えてほしい』と言っていたのを覚えています」。後日、ディレクターから性被害があったことを聞いて「驚きました」と話し、事件当日に被害女性の様子がおかしいと感じたことは「なかった」と答えた。
斉藤被告は黒いスーツに紺のネクタイ姿で出廷。発言はなかった。22席の一般傍聴券を求めて146人が並び、倍率は約6・6倍だった。次回公判は6月2日に行われる。【鎌田良美】



