元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が12日、MBSテレビ「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。衆院議員定数削減法案を自民党とともに提出した日本維新の会のトーンダウンを指摘した。

維新は、衆議院の定数を1割を目標に削減することなどを盛り込んだ法案を自民党と共同提出しているが、野党の反発を受け、審議入りの見通しが立っていない。

武田氏は与野党の駆け引きについて「国民民主党の賛成も含めて、自民党と維新だけで押し切ると見栄えが悪い。国民民主、野党も賛成してくれたんだという形を築きたいので、今3党が話を続けている状況」と解説した。

国会は17日に会期末を迎えることもあり、吉村洋文代表は12日、「決めない国会は真っ平ごめんだ」と発言した。

一方で、11日にラジオ番組に出演した際には、定数削減法案の国会提出について「連立合意の約束は守ってもらっている。高市早苗首相は約束を守ってくれている。自民党をまとめてくれた」と述べており、武田氏は「高市さんのことを高く評価している。何かもう、決まらなかったら連立離脱みたいな勢いだったのが、今は全然、吉村さんはそんな雰囲気じゃなくなってる」と維新のトーンダウンを指摘した。

番組MCの河田直也アナウンサーから「何でそんなトーンになったんですか?」と疑問を投げかけられると、「そこまで行って連立を解消する方がデメリットがあると。吉村さんはあまりにも(連立の)期間が短いから考えたんでしょう。あるいは、もっと言うと自民党の手のひらの上で転がされちゃって妥協しちゃったというふうにも外形的には見えます」とし、振り上げた拳を「振り下ろす過程にあるように見える」と話していた。