作品賞は、米俳優レオナルド・ディカプリオ(51)主演の米映画「ワン・バトル・アフター・アナザー」が受賞した。同作は、米国のポール・トーマス・アンダーソン監督(55)が、4度目のノミネートで悲願の監督賞を初受賞したのを含め、同監督の脚色賞、米俳優ショーン・ペン(65)の助演男優賞、編集賞、キャスティング賞と、最多の6部門を制した。

NHK BSで16日午前6時30分から放送された「生中継! 第98回 アカデミー賞 授賞式」にスタジオゲストとして出演した瀧内公美(36)は、アンダーソン監督の監督賞受賞に涙した。「うれしい…本当に、うれしい。俳優を見せる映画だと思っていて、すばらしいものがある。ずっと追い続けて良かったと思います」と涙声で祝福し、ハンカチで目を拭った。

アンダーソン監督は、世界3大映画祭のカンヌ(フランス)ベルリン(ドイツ)ベネチア(イタリア)全てで監督賞を受賞してきた。ただ、アカデミー賞は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(07年)、「ファントム・スレッド」(17年)、「リコリス・ピザ」(21年)にノミネートも縁がなく“無冠の帝王”とも一部で呼ばれていた。

瀧内は、作品賞を受賞後も「うれしいです。うれしいしか出てこない。何で受賞できないかと思っていた。常に映画に対して真摯(しんし)で愚直。そんな監督が取ってくれた」と感激に浸った。