山時聡真(20)、菅野美穂(48)が28日、ダブル主演映画「90メートル」(中川駿監督)公開記念舞台あいさつを都内で行った。作品の旅立ちを祝し、菅野が山時に卒業証書を授与。「頑張ったねー! えらいえらい」と頭をなで回し、親子役の絆をうかがわせる一幕があった。

人生の岐路に立つ息子と、難病を抱えながらわが子を思う母の絆の物語。

山時は「この作品は僕が10代最後に撮った映画。あの時しか演じられなかった作品でかけがえのない時間を過ごさせてもらった」。菅野は「あなたは10代最後のすべてを本作に注ぎ、20歳という人生の節目で作品を無事送り出しました。無事、公開まで頑張りましたで賞を贈り、その歩みを卒業としてここに賞します」と卒業証書を読み上げ、授与した。

「小学校の時を思い出します」と喜ぶ山時の姿を見た菅野は「えらいねー、頑張ったねー、よしよし、えらいえらいって言いたい」と頭をなで回した。「19歳から20歳の境目は大事な時期で特別ですよね」とし、「毎日何かをつかんでいるんだろうなという時期に共演できて、私にとっても貴重な時間だった」と語った。

山時は「菅野さんは第2の母みたいな存在。泣きそうになってきました」と感極まって目を赤くした。親子役を演じるにあたり、菅野から「私の爪を切って」と言われたというエピソードを明かし「息子としての距離感をつかむための菅野さんの優しさだったと思う。手が震えながら切ったんですけど、菅野さんの歩み寄りですごくいい関係性ができた」と感謝していた。