暴行事件で無期限謹慎中の歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が28日、都内のホテルで退院時以来2度目の会見を行った。傷害罪で起訴された伊藤リオン被告(27)と元暴走族リーダーの男性との示談が成立したことの説明と、事件から約1カ月が経過した今の心境について語った。

 海老蔵は「今も顔にしびれや、まひは残っていますが、このような事態になったのも、私の社会的責任感のなさや日ごろの酒癖の悪さが原因。深く反省しています」とし、示談に至った経緯について「伊藤リオンさんが反省を述べていることと、彼にも家族がいることを考えると、早期の社会復帰を望みます。これは私にも、再スタートが許される人間に生まれ変わらないと、という気持ちがあるからです」。また元暴走族リーダーに暴力を振るったかどうかについてはあらためて全面否定したが「自分の記憶を主張しつづけるよりも、前に進むということが双方のためになると考えた」とした。

 [2010年12月28日20時41分]ソーシャルブックマーク