今週、取材の打ち合わせでライター仲間のF氏(60代)と都内の喫茶店で待ち合わせしていると、松葉づえをついてやってきたから驚きました。聞けば、バイク仲間とのツーリングで山道を走行中に単独で転倒したとか。自らを「0(ゼロ)ハン」(オートレース用語で最もハンデが軽い選手)と呼ぶほどスピードを出さず、安全運転に徹するF氏だけに、ショックを受けた様子でした。
「急に平衡感覚がおかしくなってさ。カーブの立ち上がりではらんで(ふくれて)転倒しちゃったんだ。こんなこと初めてだから訳わかんなくて……」。バイク歴50年の熟練も不測の事態、まさかの事故に戸惑いを隠せない。今週も、兵庫県で車14台の多重事故が起きたばかりで、信号待ちの車列に突っ込んだ70代男性は急性心筋梗塞だったとか。持病、体調、天候、車両不良…など、予測可能な事故はドライバーの責任で未然に防がなければならないが、F氏のように予測不能な事故はどうしようもないから怖い。「一応、脳外科を受診するが、とりあえず当面、運転するのはやめておくよ」。
G1のない今週の注目は京都ジャンプSのディナースタ。前走の7馬身差勝利は圧巻で、障害5戦5連対(3勝、2着2回)の超新星が、あのオジュウチョウサンをほうふつとさせる強さで重賞初制覇するシーンに期待。
予測不能といえば、私も6年ほど前、運転中に突如、意識が遠のく状況に遭遇。ガードレールにぶつけて停車し、かろうじて人身事故は防いだが、それ以来、一切ハンドルは握っていない。入院、検査を重ね、まれな脳血管障害が原因と分かったのは幸いだったが、体の異変を認識することなく、取り返しのつかない事故を起こしてしまう痛ましい報道がいかに多いことか。少しでも異変を察知したら車両に乗らない、馬券も買わないという鉄の意志が肝要です! リスクの多い障害でも今回のディナースタは迷わず買いますが…。






